いつか いつだろう 五円の砂糖黍を噛んで 矢作川の土手を歩いた 夕陽があたたかく 誰かがトウキチローと 呼んだが 僕はクマタローなので 振り返りもせず おじいちゃんの家へ 帰ったの だった